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認知的不協和理論とは?実は日常でも活用されている!

皆さんは理想と現実とのギャップに苦しんでしまうことはないですか?例えばダイエットしないといけないのに、ついつい食べてしまう。早起きをしないといけないのに夜遅くまで起きてしまう。
このようなことが起きてしまう理由に「認知的不協和理論」が働いてしまっている可能性があります。
逆に認知的不協和理論を有効活用することで、様々な効果を生み出すことができます。
実際に、普段の日常生活の中でも、この理論を取り入れた手法が使われている場面が数多くみられています。

それでは、認知的不協和理論について今回解説していきたいと思います。

認知的不協和理論とは?

認知的不協和理論とは、自分の考えと行動が矛盾したときに感じる不安を解消するため、考えを変更することにより行動を「正当化」する現象を説明した理論です。
米国の心理学者レオン・フェスティンガー氏により提唱されました。

たとえば、早く寝るべきだと思っているのに、つい夜更かししてしまう人。
「早く寝るべきだ」という考えと、「夜更かししている」という状態が矛盾しているため、不快感を覚えるはずです。

そこで「自分は夜型だから、夜のほうが調子がよい」と考えを変えれば、「夜のほうが調子がよい。だから夜更かししている」と矛盾が解消されるため、不快感がなくなりますね。

このような「認知的不協和の解消」による行動の正当化は、私たちが日常的に行なっているものです。

実は、様々な場面で使われている?

認知的不協和理論を理解すれば、日常の困り事や不安を解決したり、仕事で商品を売ったりするのに役立ちます。実際に日常生活場面で多用されています。日常生活場面で使われている認知的不協和をご紹介します。

行動への意欲を起こす

「ダイエットしないと……」と思いつつ、なかなか実行できない人は多いはずです。そんなときは、「私は今ダイエット中」と紙に書いて、壁や冷蔵庫に貼りましょう。精神科医の樺沢紫苑氏によると、「私はダイエットをしている」という暗示と、間食をしようとしているという現実のあいだで矛盾が生じるため、矛盾を解消しようと「ダイエットしよう!」という気持ちが強くなるそうです。

駅や商業施設のトイレでも、「きれいに使っていただき、ありがとうございます」という張り紙を見かけますよね。ここでも認知的不協和理論が活用されているのです。

みなさんも、「私は朝6時に起きて朝活している」「私は部屋をきれいに保っている」など、身につけたい習慣を紙に書き、目立つところに貼ってみてください。

人間関係を良好にする

認知的不協和理論を活用すれば、微妙な関係の相手とも仲良くなることができます。

18世紀の米政治家ベンジャミン・フランクリン氏は、敵対的な政治家を味方につけるため、貴重な本を貸してくれるよう頼みました。すぐ貸してくれたので、1週間後、「貴兄の親切に感謝する」と手紙を添えて返却。すると、次に会ったとき、向こうから話しかけられたうえに「なんでもお役に立とう」と言われ、その後は大親友となったそうです。

フランクリン氏は、自伝で以下の言葉を残しています。

一度親切にしてくれた人はまた親切にしてくれるようになる。だがこっちが恩をきせた場合にはそうはいかない

(引用元:ベンジャミン・フランクリン 著, 鶴見俊輔 訳(2015),『フランクリン自伝』, 土曜社.)

まとめ

ちょっと難しい認知的不協和理論ですが、意外にも多くの場面で有効活用することができます。
是非上に説明した例のように認知的不協和理論を活かしてみてはいかがでしょう?

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