
看護師になるための課題として、「看護国家試験への合格」があります。
毎年合格率は発表されており、例年90%前後で推移しており、普段の学校生活できちんと勉強を行っていれば限りなく合格に近づくことができます。
しかし、残りの10%は試験に落ちてしまうのも事実です。来年再試験を受けることは可能ですが、既卒者の合格率は37.4%(2019年度看護国家試験)と半分以下の合格率となってしまいます。そのため、どれだけストレートに合格できるかが重要となってくるのです。
そこで今回は「看護師国家試験の効率的な勉強法」というテーマについて紹介します。
- 「どんな勉強法が正しいのか知りたい」
- 「ムダなく効率的に試験対策をしたい」
このように今行っている勉強方法は効果的なのかで悩んでいるとおもいます。
今回この記事では「効率的な勉強法7選」について紹介していきます。
効率的な勉強法を学ぶべき理由
看護国家試験を受験するためには、看護学校を卒業することが必要です。その際、看護学校では看護学に関する知識だけを学ぶだけではなく、実習を通した実技なども並行して学ばなくてはいけません。
看護大では4年間、専門学校では3年間などの期間、すべてを勉強に充てられるわけではないです。実習を行っている期間中は特に記録に追われる毎日で座学での勉強を行う時間や意識を持ち続けることはかなり難しいです。
さらに、看護実習は専門学校では3学年の10月ごろまで行われている学校が多く、実質の集中した勉強できる期間はほぼ4か月程度しかないのです。
そのため、効果的な勉強を行えるようになることが、看護国家試験を合格するためにはとても重要な意味を持つのです。
今回は、看護国家試験対策として、たくさんある効率的な勉強法の中から、私が効率的だと感じた勉強法を7つ紹介していきます。それでは早速見ていきましょう。
看護国家試験の効率的な勉強法7選!
7つの勉強法とは以下のとおりです。
1,過去問は予想問題だと思って解く
2,繰り返し勉強したレポート・資料を見返す
3,範囲表をチェックする
4,テスト製作者の傾向を掴む
5,休憩を入れて勉強する
6,1度で全部覚えない
7,間違えた問題を中心に解いていく
文章を読んでピンとくるものもあれば、わからないものもあると思いますので、ひとつずつ解説していきますね。
看護国家試験の効率的な勉強法
過去問は予想問題だと思って解く
まずは、過去問題集は予想問題と思って解きましょう。
よく、過去問は「前に出ちゃっているから今回の試験で出ることはない」「過去問より予想問題をやった方がいいや」と過去問題集をおろそかに考えてしまう人が多いです。
しかし、実際に、看護国家試験での過去問題からの出題率は20%となっており、過去問を5つ解いたら、1問は出るかもしれない計算となります。そう考えると過去問題集からの出題される可能性は高いと言えます。
「これが試験に出るかも知れない!」と思って問題を解くだけでも頭に入ってくる内容が変わってきますよ。
繰り返し勉強したレポート・資料を見返す
繰り返し勉強したノートやレポートは、1度よりも2度、2度よりも3度提出物を見返すことで、当然ですが内容は理解しやすいです。
何回も繰り返すことで内容がより深いレベルまで理解できるのです。
ただし、ここで1つ注意点は、繰り返し記録物を確認するとは「何度も見ること」ではありません。
流し読みをしたり、ざっと内容を目で追ったり、音読をしてみるだけでは、むしろ非効率になってしまうので、「勉強した内容を忘れないよう振り返る機会を作る」イメージで進めましょう。
範囲表をチェックする
皆さんはきちんと看護国家試験の出題範囲を把握していますか?
ただやみくもに勉強を行うよりも、今行っている勉強は出題範囲のここだと意識しながら行うことで、より進行状況を意識した勉強を行うことができるようになり、計画的に取り組むことができるのです。
また、昨年度にはなかった新たな項目が範囲としてあった場合、出題される可能性は高いと言え、勉強範囲を効果的に絞ることにもつながります。
テスト製作者の傾向を掴む
過去問題を復習するの延長戦ともいえると思いますが、過去の傾向から、テスト製作者の傾向を掴むことも大切です。
「ここ数年、視覚素材を活用した問題の出題が多い傾向にあるな。」という情報から、教材に出てくるイラストや写真、図などを意識的に勉強することで、効果的に試験勉強を行うことができるのです。
休憩を入れて勉強する
次に「休憩を入れて勉強する」という方法です。
一見、休憩を入れて勉強することで「時間の無駄じゃない?」「休憩なんていらない!」と思うかも知れません。
しかし、休憩を入れることで今までの勉強をリセットして、また新たな気持で勉強に取り組めるようになります。
なので、テスト勉強中でも少しでも「集中力が切れてきたな…」「ちょっと疲れたな」という場合は、10分~15分休憩を取り入れましょう。
30分以上の休憩は長すぎるので、休憩時間を決めてスマホのタイマー機能で時間を設定しておくとより良いですね。
1度で全部覚えない
最後に、一度で内容を全部覚えてしまおうとしないようにしましょう。
「繰り返し勉強したレポート・資料を見返す」の内容でも話しましたが、一度に全部覚えるよりは、何回も繰り返し勉強するほうが記憶に定着します。
例えば、一度で新しい道を覚えるのは難しくても、何度も同じ道を通っていると自然と覚えますよね。
勉強も同じで、一度で全部覚えるのではなく1回目6割、2回め8割、3回目9割というように、何度も繰り返し勉強することで、最後に全部覚えてしまうつもりで勉強しましょう。
間違えた問題を中心に解いていく
次に、間違えた問題を解けるようになることが大事です。
間違えた問題を解けるようになることで、内容の理解は広がっていきます。
あまりに難しくて理解できない、覚えるのが困難な場合は別ですが、解説を読み理解できた問題に関しては、解説なしで解けるようになることが理想です。
解けた問題よりは解けなかった問題に集中して、ひとつでも多く内容を理解していきましょう。

定期テストの効率的な勉強法のまとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、看護国家試験の効率的な勉強法について紹介しました。
効率的な勉強法は以下の7つを紹介しました。
1,過去問は予想問題だと思って解く
2,繰り返し勉強したレポート・資料を見返す
3,範囲表をチェックする
4,テスト製作者の傾向を掴む
5,休憩を入れて勉強する
6,1度で全部覚えない
7, 間違えた問題を中心に解いていく
以上の7つのポイントを参考に勉強してみてください。
そして令和2年度の看護国家試験日がお知らせされました。
試験期日
令和3年2月14日(日曜日)
試験地
北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県
試験科目
人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、健康支援と社会保障制度、基礎看護学、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学、在宅看護論及び看護の統合と実践
上記でも触れましたが、国家試験勉強になかなか時間を割くことができません。しかしそれは他の受験生も同じ条件です。その中でも、いかに時間を割き、効率的に勉強を行えるかで、その結果は左右されます。
試験合格の日を安心して迎えるのか、不安な感情のまま迎えるかは、今後の行動次第ですが、今から行動を起こすなら、あなたは必ず前者を選ぶことができます。
あと3か月!短いようで長いこの期間。ぜひ頑張ってみてください。!!ファイト!!
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