看護師

看護学校入試対策!これで合格に近づける!

看護師に興味がある方へ

看護師という職業について興味はありますか?この記事では将来看護師になろうと考えている人や、看護師について知りたいと思う方に対し、少しでも参考になればと思います。

看護師を目指すにあたって、まずは看護学校へ入学する必要があります。そこで、看護学校へ貼るための試験内容について説明していきたいと思います。

看護学校の試験内容は?

看護学校は、国語・数学・生物・英語・小論文・面接の項目を行うことがほとんどです。以下でそれぞれの項目に対する出題傾向、対策方法を記載しているので、参考にしてみてください。

個別指導スクールIEサイト引用

【数学対策】看護受験の大学・専門学校の試験対策

『大学の場合』

大学入試における数学は、主に数学Ⅰ・A、Ⅱ・Bが試験科目となります。また、難易度はセンター試験レベルから各大学独自のレベルまで様々です。

専門学校とは違い、他の受験生との優劣を判断する要素として課されるため、基本的な公式はもちろん、その中でも難しいとされる関数やベクトル、数列、微分・積分まで幅広く出題されます。さらに、複数の単元の知識を使って解く応用問題なども対策する必要があります。

『専門学校の場合』

看護専門学校における数学では、主に数学Ⅰ・Aが試験科目となります。レベルは大学の入試問題に比べて基本的な問題が多く出題される傾向にあります。

専門学校の入試で問われる能力は、医療従事者として臨床現場で業務を行う上で最低限求められる臨機応変かつ的確な判断力と正確かつ迅速な対応能力です。

よって、出題される問題は、教科書や参考書における基本問題や演習問題がメインとなります。

どのような対策をすればいいの?

『大学の場合』

大学入試では応用問題まで出題されることから、1つの単元に時間を掛けてじっくり勉強を進めていく方が多いかと思います。しかし、初めにやることは皆さん同じです。まずは、Ⅰ・A、Ⅱ・Bの基本的な知識・公式を全体的に頭に入れることから始めましょう。センター試験を受験する上でも、何より基本問題を確実に取れることが土台となります。

応用問題に関しては、「チャート式」など1つの単元に関して、様々な種類の問題が載っている問題集を1冊完璧にすることが大切です。

『専門学校の場合』

 まずは、単元毎の公式を確実に覚え、それを直接使えば解けるレベルの問題をこなしましょう。基本的な問題が出る分、1つのミスが差を生みます。計算ミスをせず正確に解ける実力をつけるため、とにかく反復練習が重要となります。

 また、基本的な問題が多いことから、数学Ⅰ・Aの範囲の体系的なイメージを常に頭の中に持つように心がけましょう。

【英語対策】看護受験の大学・専門学校の試験対策

英語における試験問題は大きく分けて2つです。

長文読解(思考型)
文法・発音・アクセント(暗記型)

どうやって勉強すればいいの?

大学受験を目指す場合であれば、センター試験を視野に入れなければならないため『長文読解』を重視する必要があります。

一方、専門学校を目指すのであれば、『文法・発音・アクセント』が独立問題として出題される学校もあるため、そこで点数を取ることも可能となります。

長文読解(思考型)の問題に関して

まず単語強化と問題演習を同時に始めましょう。単語量を増やすことが長文読解を解く上でとても重要なのです。

しかし、受験まで時間があまりないという方も多いと思います。そういう方は同時に長文演習も開始していきましょう。もちろん、その中でわからない単語はたくさん出てくると思います。その場合は、逃げずに1つひとつ調べて、必ず単語帳にまとめて下さい。長文に出てくる単語には、テーマに沿った長文特有のものがあり、そういった専門単語は一般的な単語集には掲載されていないことが多くあります。諦めずに1つひとつ覚えていきましょう。

さらに、時間に少しでも余裕がある方は、解説を確認した後に、是非「全訳」をやってみて下さい。どれだけテクニックを身につけても、日本語に訳せなければ設問は解けません。内容を理解して初めて「読解」なのです。

文法・発音・アクセント(暗記型)の問題に関して

とにかくスタート時期を早くし、時間をかけて覚えていくことが1番です。

発音記号が読めず苦手意識を持っている方が多いと思います。しかし、暗記型の問題でも頻出語句や熟語、単語は決まっています。まずは1冊の参考書を確実に頭に入れることから始めていきましょう!また、長文読解や文法問題を解く中で、わからない単語が出てきた際に面倒臭がらず辞書を引き、その時に発音記号やアクセントをチェックするよう心がけて下さい。

【理科対策】看護系大学・専門学校の試験対策

 理科の試験科目は

①化学 ②生物 ③物理

の3つがあります。学校により異なりますが、一般的に看護系の入試においては①化学と②生物が多く課される傾向にあります。また、学校によっては化学基礎、生物基礎、物理基礎によって受験することを認めているところもあります。

科目によって内容量や難易度は大きく変わってくるため、まずは自分の志望校の入試科目を調べてみましょう!

『大学の場合』

センター試験に関しては、教科書レベルの基本的な知識の理解が必要となります。しかし、各大学独自の問題では応用レベルの設問が出題されることとなるため、各単元の細かい知識の理解が求められます。医療系学部ということもあり、大学毎に出題される単元に傾向があるため、まずは過去問をしっかり分析して単元に優先順位を付けて取り組むようにしましょう。

『専門学校の場合』

専門学校では、「高校の授業内容を理解していれば解けるレベル」の問題が出題されます。よって、まず「生物」に関しては重要語句の暗記、「化学」「物理」に関しては公式の暗記が不可欠となります。

応用問題の出題が多くない分、教科書全体から幅広く出題されます。曖昧な知識で何となく解けるレベルでは、他の受験生と確実に差が出てしまうため、一つひとつ確実かつ正確な理解を目指して反復して勉強するようにしましょう。

【国語対策】看護受験の大学・専門学校試験対策

国語=現代文

現代文では、以下の種類の問題が出題されます。

1.読解問題(評論文・随筆文・小説文)
2.国語知識(漢字・ことわざ・故事成語・四字熟語・文法など)

読解問題の勉強で意識すること

国語の読解問題を解く場合、多くの方が「一通り本文を読んで、設問を解いて、丸付けをする」というやり方で終わってしまいます。
確かに、国語の読解問題は「練習量」が鍵を握ります。
しかし、受験本番までの限られた時間で他の受験生に差を付けるためには、一題の問題の「質」を上げていかなければなりません。

読解問題の解き方

引用されている本文の「題名」を確認する

皆さんが解く国語の問題は、その部分で完結する文章ではなく、あくまで1冊の本の中の一部です。いきなり何の情報もなく頭からスタートする人と、どんなテーマの本における話かを意識した上で読み解いていく人とでは、確実に差が出るのです。

本文内の指示語(こそあど言葉)をマーカーでチェックする

国語では、本文内容が難しくなるにつれ、指示語が多くなり構成も複雑になります。難しい言葉を繰り返すことで読みにくい文章になってしまうからです。言い換えれば、指示語が何を指しているかを分析できれば、書いてある内容をしっかり理解することが可能となります。実際、設問でも指示語をよく聞かれるため、最も点数につながる部分といえます。

本文内の接続語(だから、しかし、そしてなど)を鉛筆で囲む

接続語とは、文と文、段落と段落を繋げる働きをする言葉です。接続語を意識するということは、文章の流れや段落の関係性といった文章構成を理解することに繋がります。大学入試では、番号を付けられた段落の関係性を直接聞かれることもあります。

問題を解き終わったら、本文の内容を簡単に説明できるように要約する

要約を今までの自分の勉強に取り入れてきた人は、おそらく多くないと思います。しかし、本文を読み終わって設問を解く際に、今自分が読んだ文章に何が書かれているのかを説明できずに問題が解けることは普通に考えてありえません。

何のテーマについて書かれていて、筆者はそれについてどのような意見であり、最終的にどのようにまとまったのか等の流れは説明できるように意識して読むことが「読解力」を付けるということになるのです。

【小論文】看護系大学・専門学校の試験対策

「小論文」とは、与えられた課題に対して自分の意見を述べ、その意見がなぜ正しいのかを客観的な根拠や理由を挙げて、相手を説得する文章のことです。「私は~と考える」と意見を述べ、その理由を「それは~の理由からだ」と筋道を立てて説明します。

論理性や説得力の高さにポイントが置かれます。

小論文の出題パターンは大きく分けると3種類

①テーマ型:医療分野や自分自身のことに関するテーマが与えられる場合
②課題文型:新聞記事や評論文の一部が出題され、要約した上で自らの意見を主張していく場合
③資料・グラフ型:与えられた資料から読み取れる内容に対し、自らの意見を主張して行く場合

小論文のルール

①書く内容:自らの意見や主張を、根拠に基づいて論理的に書く
②文体:「〜だ」「〜である」調に統一すること
③文の構成:序論・本論・結論

①「論理的に」という点がポイントとなります。

小論文で大切なことは、自らの意見が正当であることを相手に納得させることです。そのために必ず必要なのは自分の意見に対する「問題点」や「反対意見」です。これらを文章に登場させ、その上で自分の意見が正しいことを証明して行く必要があります。

②読み手に自信のなさが伝わってしまうことを避けるためです。

小論文は相手を説得するものである以上、しっかりと言い切ることが大切です。したがって、「〜だと思う」という表現を多用することも避けるようにしましょう。

③については、①で述べた「論理的に」書くために必ず意識するべき点になります。

具体的には、下記のような流れで書いていきます。

a) 序論:問題提起とそれに対する自分の意見・主張(字数10〜15%)
b) 本論:自説の根拠とそれに対する反対説・問題点(字数65〜80%)
    →自説の正当性の証明
c) 結論:正当性が示せた上で、再度自説を明確に述べる(字数15〜20%)

小論文への対策

情報収集

自分の志望する大学・専門学校に小論文の試験があると分かった時点で、まずは日常生活における時事にアンテナを張ってください。

a) テレビのニュース番組や社会問題についての解説番組を見る
b) 新聞の社説、コラム欄を毎日チェックする

過去問研究

a) 出題パターンはどれか(テーマ型、課題文型、グラフ・資料型)
b) 字数や試験時間はどのくらいか
c) 出題傾向に特徴はあるか(看護系分野が多いか、社会全体から出題されているか)

思考力

小論文では、自分である事柄に対する問題点を見つけ出したり、的確な理由を考えなくてはなりません。そのためには、常に1つの事柄を掘り下げて考えることができる「思考力」が必要となります。

しかし、そのような力は短期間で身につけることはできません。それが、多くの人が小論文で文が書けないと悩む理由なのです。

だからこそ、毎日の生活で訓練して下さい。「何でこうなるのだろう」「本当に正しいのだろうか」といった疑問を常に自分に投げかけ、1つ意見が浮かんだら別の視点から否定してみて下さい。

また、小論文でよく見かけるのが「階段の1段飛ばし」現象です。言い換えれば、「論理の飛躍」です。例えば、「高校の部活動で部長を経験した」という理由から、いきなり「コミュニケーション能力を身に付けることができた」という結論に至ってしまうのです。部長として何を意識して、どんな努力をしたのか。そして、そこから何を学んだのか。これらの内容が全て融合して、コミュニケーション能力の向上に繋がったという結論に至れるのです。

日頃から物事の繋がりを意識して、1つ1つ説明していける思考力を身に付けましょう!

【面接対策】看護系大学・専門学校の試験対策

看護医療技術系の大学や短大、さらには専門学校などの入試においては、面接試験が大変重要な要素として位置付けられています。

受ける側には直接関係のないことですが、面接試験というのは、会場の設営から実際の面接・採点など、たいへんな手間と時間がかかります。

手間と時間だけでいえば、ペーパー試験の方がはるかに楽であるにもかかわらず、あえて手間や時間をかけてまで、ほとんどの学校で面接試験が実施されるのはなぜか。

そこには、いくつかの重要な理由があるのです。

面接を重要視する理由とは

① ズバリ「あなた」という「人物」を見てみたい

さまざまな理由がある中で最も根底にあること、それはズバリ「あなたという人物を見てみたい」ということです。

あなたと直接会い、会話をすることにより、あなたという人間を直接、面接官の先生が見たみたいのです。

どんないきさつで看護医療技術系の道を選んだのだろう、これから看護医療技術系の世界を支えていってくれる仲間となるかもしれない「あなた」とは、いったいどんな人物なのだろう。

同じ道を志してくれるという「あなた」とはいったいどんな人なのかと知りたがっているのです。

これが最も根底にある、面接試験の目的なのです。

②「書類」では見られないことを見たい

出願時にさまざまな種類を出しますが、その書類では見られない部分を、直接出会い、会話を交わすことなどによって見ます。
例えば「明るい性格です」と書類には書かれていたとしても、どの程度「明るい」のだろうか。

また、推薦書などでは、さまざまな点であなたという人物を評価しているが、悪く考えると書類にウソはないだろうか。
あるいは逆に、推薦書などの書類には書かれていないが、もっと何か、あなたにしかない人間的魅力が備わっているのではないだろうか。

こんなことを直接見てみたいのです。

③ あなたが本当に「看護医療技術系」に向いているかを見たい

看護医療技術系の面接試験で最も大切にされている点は、本当にあなた自身が看護医療技術系の進路に向いているかどうかを、その道のプロである採点官が見極めることです。

看護医療技術系の学校に進学する人は、将来、そのまま看護医療技術系の職業に就くことになります。いわば入試が職業に直結しているのです。

だから入試が単に学校への入学資格という性質を持つだけでなく、その職業への入り口を兼ねていることになります。もっと端的にいうと、入学試験と入社試験を同時に受けているようなものなのです。

入学後に「この分野はやっぱり自分に合わない」と言い出すおそれのある人物を入学させたくありません。これが面接官の本音です。ましてや、看護医療技術系とは直接人間の生命を扱う分野ですので、そういう軽い気持ちで受験されたので、医療スタッフ側も患者側もたまったものではありません。

知識や教養はもちろんのこと、性格や物の見方まで、完璧に近い人でないと困ります。
そちらを含めて総合的にその人物を判断するにはやはり直接会って話すことが一番なのです。

そしてその中から、将来の看護医療技術系分野を支えてくれる優秀な人材を確保したい、これが面接官の本心です。

以上が看護学校で出てくる入試問題の概要と対策方法になります。是非参考にしていただき、あなたが希望する学校の出題内容や方法はどのようなものか、調べてみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう

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