折角勉強したのに学んだ内容はどうしても忘れていってしまうものです。
学んだものを忘れていくことは学習意欲のモチベーションを下げることに繋がり兼ねません。
もっと学習した内容を忘れにくくする方法は無いのでしょうか?
そこで今回紹介するのは「エビングハウスの忘却曲線」です。
これは、人はどのくらいの時間でどの程度忘れてしまうのかを表したものです。
この研究結果を使うことによって、逆にどのタイミングで復習をするのが効果的な学習の習得に繋がるのか知ることができます。

まずはこのグラフを見てください。
この表から分かる通り、折角覚えた内容も
20分後には覚えた42%を
1時間後には56%を
1日後には75%を
忘れてしまうことがわかります。
この研究結果に対し注意してもらいたい点
この研究では、ランダムに無作為の数字を覚えてもらった時の結果です。
しかし、人は何か意味合いを関連づけて覚えた場合、より記憶に残りやすくなります。
そのため、全ての学習に対しこの忘却曲線が当てはまるわけではない事は理解しておく必要があります。
エビングハウスの忘却曲線から導かれる5つのこと
それではこの研究結果から導かれたことを5つ紹介していきます。
- 何かを学ぶ時、その知識があなたにとって意味のものであったり重要なものであったりした場合、暗記は楽である。逆にその内容があなたにとって意味のないものであれば、すぐ忘れる。
- 学習に時間をかけると、吸収できる情報量も増える
- 一度目の学習より二度目以降の学習の方が簡単になる。復習を重ねるごとに忘れにくくなる。
- 一度にたくさん学ぶよりも、時間をかけて何度かに分けて学んだ方が、学習効率は上がる。
- 学んだ直後から物忘れは始まる。最初は一気に忘れ、次第にゆっくりと忘れるようになる。
引用:https://ryugaku-kuchikomi.com/blog/ebbinghaus-the-forgetting-curve/
これらのことを意識することで、より学習に対し効果的にアプローチできると思います。
また、忘却曲線を用いた最適な学習の復習タイミングをご紹介していきます。

最適な復習のタイミングはまず学習した翌日に復習すること。
その後は3日目、10日目、30日後と復習を行うことで忘却曲線は緩やかになり、知識の定着かに繋がることができるのです。
いかがでしたか?
人生において学習は自分の財産になります。それをどう効率よく効果的に行っていくかによって、貴方の人生の充実度を大きく左右すると思います。是非今回のことを参考に学習に活かして頂けたらと思います。
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